20071020

雨のベルベットサン

すてきな場所だ。ベルベットサン。色がいい。
土岐くんがひとりでやるところを久しぶりにみた。
セットリストからもきりっとしたカンジを受けた。


大好きないなかやろうの「ベル」を、土岐くんがひとりで演奏した。
いわばベルのオリジナルだ。
ベルはどんな経緯であんな曲になってしまったのかと、きっとそこにはいなかミラクルがあるんじゃないかといろいろ想像していたので、なるほどなって、結局詳しくはわからなかったけど、土岐くんのうたをきいてたらそれだけで納得できた気がする。いなかやろうのベルはこれからもどんどん育ってほしい。まだまだきっとデッカクなる。そして土岐くんだけでうたうベルは、もう走り回ってごはんたべて昼寝してまいにち生きているようだ。土岐くんにしかつくれないうたであり、いなかやろうにしかできない曲だから、どっちのベルもだいすきだ。


おたんじょうびのうたと、あたらしい曲もやっていた。
いつもながら、あたらしい曲をはじめて聴くと私は忘れてしまう。
ただそのとき スゴイ って感動してるのでいっぱいで、どんな曲だったか言えない。
とにかく土岐くんのうたであった。


ピアノも聴けた。土岐くんじょうずだった。彼のピアノは彼のうたといっしょであり、あやういような、どっしりしているうよな、音がいっこいっこ、存在感があるといか、かんたんにいってみれば味があるので楽しくてしょうがない。ふみきりも高円寺もすてきな曲だ。高円寺はシンプルだけど何度でもきけるし、きくたびほっとする。


私はふみきりがあがるのを待っているだけでいいのだろうか
たぶんだめじゃないかな


とにかく行ってよかった!
土岐ソロといなかやろうは同じだけど違うし違うけど同じように私はどっちの演奏もずーっときけたら幸せだなあとやっぱり思う。何も変わらないといい、世界が。いろいろ、いいほうにいったらいいなとは思う。みんなが、いいほうに。だけどいやなもののちからが加わってこの世界がむりやり変えられたりするのは絶対いやだ。


はかまださんの即興も
茶谷さんのやさしいうたも
成瀬さんのセンスも
すばらしかった。
ベルベットサンはおとなげであたたかい場所だった。
外の雨や通り過ぎるひとも演奏も全部だいじな世界かなあと思った。
おちついた照明のベルベットサンのなかは、とってもまぶしく感じたなー星や月がでているかのごとく。

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