20071209

ハイヤードと山のぼり

木曜は高円寺の高架下にあるMISSION'Sというお店に初めて足を運びました。何回も前は通っていたけど。highered-girlが栃木からやってきてたから。ハイヤード、今年は東京で沢山ライブをやって、そのシメだかなんだか、12月は無茶にライブを入れている。私も可能な限りとことんつきあおうと思う。

MISSION'S、お目当てのバンドがいない日は、その旨受付けで伝えればドリンク代だけで入れるということをききました。バーに力をいれてるから、飲みに行く感覚で行けますね。いいことをきいた。最近新しいはこがどんどんできているけど、こないだの新宿NINE SPICEもそうだし、どこも色々ほかと差をつける努力をしていて、それは営業としてというよりも、音楽ききに来てー!っていう気持ちを感じます。お客さんとの距離をおくばかりのはこもたまにあるけど、バンドと、スタッフと、我々客は、いい音楽を求めてるっていうことだけでは繋がっていたいという気がします。


ハイヤードはどうだったかというと、前回ここで良いアクトをしたという話をきいていたので、なんか、安心して観れちゃったというカンジです。セットリストが変わっていましたが、そこは「あーWOLやってんな」くらいのきもち。今のハイヤードはこのくらいやれて当然!というしっかりしたステージだったと思います。私はまだ半年くらいしか彼らみてないけど、ほんとにこなれてきた。だけどヒリヒリしてるところは無くしてない。青春ってステキさ。そして「SKZ」の「ジミヘンドリックス!」で終わる。のが、かっこいい「SKZ」は、ひたすら下北沢の情景、なのだが、スゴク彼らが凝縮された曲な気がして、大好きだ。
 
 Nを背負った小ガキ生 末は総理か大統領か

 深夜帳で飲み交わすのは 持ってるヤツか終わってるヤツ

このやさぐれた詞を女の子がつけたんだから、サエまくっている。
珍しく歌詞にふれてみた。



次の日は三輪二郎といまから山のぼりを観に下北(角のカレー屋売れないGジャン)モナレコードへ。
モナで演奏きくの、ひさしぶり。
いまから山のぼりはあだちさん、吉田さん、轟渚さん。これはいいに違いないなあとは思ってましたが、三輪さんの曲が良いかんじにふくらんで、やっぱり、とてもよかった。だいいち、いまから山のぼり、なんて、なんとすてきなバンド名。
あだちさんはぜんぜん見えなかったけど、コーラスでとても存在感をだしていた(もちろんドラムもですが)。あだちさんの演奏してるとこはいつも楽しそうだから、見たかった。ざんねん。三輪さんがアコギなのもあり、吉田さんの二胡の個性みたいなのをよく感じた。二胡は三輪二郎にもとてもはまっていた。きっと、吉田さんは誰の曲にでも、どういう曲にでも二胡ってしまえるんだろうなという気がした。轟さんは、雰囲気だけですでにはまりすぎていた。轟渚と夕映えカルテットは私が今観てみたいバンドのひとつ。

野毛の唄、出不精のバラッド、昼下がりの恋、をきけたのかな。昼下がりの恋は、私が今持ってるCDだとライブバージョンで音が小さいのでことばをそんなに聴いてなくて、バンドだし、楽しげな曲だなあと思ってたけど、そういうことばだったのかあって、すごくかわいいと思った。いや、そんなに内容、覚えてないけど、曲がすてきだし、「夏の終わりみんなあわてて恋に落ちる」というようなコトバがあって、気持ちのいい曲だなあ〜って。

じろうさんの唄はいつきいてもゆるぎがなくて、すごいなあ、と思う。その声に、「俺の音楽はあとからきいてくる」という三輪さんのいうとおり、私はじわじわはまってきて、もっとライブでききたいなあと、強い欲求がうまれるのであった。

そして「いまから山のぼり」という曲を最後にきいた。すごく素敵な曲だった。ひとりのシンガーだと思っていたじろうさんの音楽がバンドになって、そうか、きっとじろうさんはこれからCDを出して、今からいろんな山にのぼったり 海とか きっと色んなところに行くんだなあと思って感動してしまった。誰だって、そこだけでいいって思うことはないんだと思う。じろうさんも山のぼりのみんなやじろうまわりのみんなと色んなとこへ行っていろんなひとにうたを聴かせていくんだなあと思ってなんだかそういうの素敵だなあと思ってさ。

CD買った。はんこが滲んじゃってるね、まあこれはこれで、というカンジで購入したけど、帰ってパッケージ開けたら中のCDのはんこ(じろうはんこ)もインクが乾いてないままだった。いいね。いいカンジだね三輪二郎。



私はかっこよくてもかわいげのないものがキライ。
私はかっこよくてもかわいげのあるものがスキ。
みんなかっこよくてかわいいからだいすきです。

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