20080108

ファンタスタス

新年一発目はファンタスタス!
すかさず書く。
まだ興奮している、と思う。
3度目のファンタスタス!


さいきんのUFOは空気がひどく悪い。さすがの私もつらい。前はもうちょっとマシだった気がするんだけど。
でもひさしぶりのファンタスタスだからいちんちじゅうわくわくしていたよ。


ファンタスタスがステージに立つとシチュエーションが変わる。
歓楽街の場末で育ったこどもたちは年頃にバンドを組んだ。今夜街の社交場キャバレーUFOでついに舞台に立つ!集まったのは、ハナを垂らしたちびの頃から彼らを知っている町の老若男女、オムツを替えてもらった森の熊さん。皆彼らの演奏で唄い踊り明かすのであった。今夜くらいはおおらかに笑おうぜ。なぁ、明日のことがお前にはわかるってのか?あうあうあー。
そんな青春映画。(妄想)
のようなファンタスタス。(主観、分裂)


フロントマン尾林星くんのCDはすごかった。自宅録音のやつ。尾林くんのいきづかいが全部の音に感じられる運動会のようなCDだよ。ギターの音も多彩。中二病的なボーカル。なんといっても曲がはんぱなく良い。500えんのてづくりだけど、東芝EMIから出ててもいいような売れ線ぷり。ベスト盤といってもおかしくない凝縮っぷり。
ああ、おおげさと、お思いよ。私はそれくらい気に入って聴いたのさ。
そういうのを前から一人で作ってたらしい。どんくらい前かわかんないけど。
それが、今夜きいたあのバンドの音、ああいうふうになったなんてーのは、もう、ドラマチックでロックンロールだ。
今日はそれを比べて聴くのが楽しみだった。
CDに入ってた曲は、全体的にテンポ抑えめになって、クリアでしっかり厚く、オトナゲになっていた。
静かに高揚していくよ。「あめりか」、すごい。
こないだ観た時より、さらに、ファンタスタスはうえに行っていた。
かっこいかった。楽しかった。
「4dシアター」では、バンドの音に感動した。
ファンタスタスは、あくまで「尾林星バンド」なのかなあと、それが少し気になっていたけど、今日みたら、ファンタスタスは「ファンタスタス」だ!って思った。素敵なバンドだよ。揺るがしてほしいものだ。
最後「さいたさいた」といういかした曲。終わってしまうのがとてもさみしかった。


今日尾林くんがたくさん喋っていた、「語られるものと語られないものがある。語られないものがないがしろにされてるんじゃないか」という、ような、話、彼が何を想ってその話をしたかわからないけれども、きっと尾林くんはそういうふうな、伝えたいことがいっぱいあって、それを音楽でやってこうとしてるんだろうと、思ったんだけど。私はね。で、彼ならそれをつよく伝えていくこと出来るなって、思ったんだけど。


尾林くんのギターを弾く姿はとてもいかしてるんだよ。
そのうしろですがわらさんとアキタさんとリョウマくんのアイコンタクトがとても楽しそうだった。
ファンタスタスの演奏、ほんとに楽しかったよ。興奮したよ。
あのステキさ、内緒にしたい。でもみんなもみたほうが、いいよ。

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